肥満は病気です。愛犬にダイエットをさせましょう!
ダイエットは、糖尿病や関節炎の予防になります。
適正体重の15%以上を超えると、犬は肥満といわれます。
肥満になると、摂取したエネルギーを効率よく体内に吸収できず糖尿病は発症したり、重い体重のせいで足に負担がかかり捻挫や関節炎などを引き起こします。
それだけでなく、血液を全身に送るのも大きな負担がかかるので、心臓病になるかの確率が高まります。
犬のダイエット方法
無理なダイエットはせずに、徐々に環境を変えていきましょう。
食事量を減らす
まずは、エネルギーの摂取量を減らしましょう。
あなたは、一日にどれくらいの量を愛犬に与えていますか?物欲しそうにしているからと多めにフードやおやつ、人間の食べ物を与えていませんか?
本気で愛犬の体を心配するのなら、飼い主であるあなたが食事管理をしっかり行ってください。
ドッグフードを肥満犬用の療法食に変えましょう。
これから食事の量を減らしていきますが、通常のドッグフードのまま餌の量を減らしていくと、栄養が足りず栄養不足に陥ることもあります。
そのため、ダイエットを始める前にフードをダイエット用のものに切り替えましょう。
ダイエット用フードは、ビタミンやミネラルといった栄養素が多く含まれているが低カロリーで作られているため、餌の量を減らしても摂取できる栄養に偏りが出ない特徴があります。
餌は徐々に減らしていく
愛犬のダイエットを始めるからといって、急激な食事の量を減らしてはいけません。急に食事量が減ったことで、ストレスになったり、体調を崩す可能性があります。
週間単位で徐々に食事量を適正量まで下げましょう。
適正量を知るには
適正量は、ドッグフードのパッケージに記載されています。わんちゃんの年齢や大きさにもよりますので、一概に〇gと言えません。
切り替えたダイエット用フードのパッケージをみながら、愛犬の適正量を調べましょう。
食事の回数を増やす
すごい勢いでご飯を食べる、足りなそうにしている場合は、一日の餌の量は変えないでご飯の回数を増やすことで、犬もお腹が空きづらくなります。
食事の回数の目安は、3回です。朝と昼、夜と時間を分けてあげましょう。
おやつや人間の食事はあげない
ダイエット中は犬のおやつもあげないようにしましょう。
せっかく食事制限をしカロリーを抑えているのに、おやつを食べてしまっては意味がありません。可哀想な気もしますが、愛犬の体のためにおやつはあげないでください。どうしてもあげたい場合は、低カロリーのおやつを選んでください。
また、人間の食事を与えるのは絶対にしないでください。カロリーが高いのはもちろん、塩分・糖分の取りすぎで、病気を引き起こす原因になります。
時折、「家族が勝手に与えてしまう」という飼い主さんがいらっしゃいますが、家族にも肥満の危険性を説明に協力してもらってください。
運動量を増やす
食事制限を始めたら、運動量をして消費カロリーを増やしていきましょう。食事と同じように急激な運動は、体に負担をかけるので少しずつ運動量を増やしましょう。
体重がある犬が、過激や運動をすると、足に負担がかかり関節炎や捻挫などの怪我をする可能性があるからです。
散歩でダイエット
散歩をしないわんちゃんは、できるだけ毎日散歩をするように心がけましょう。日に日に散歩の距離を伸ばすことで、運動量を増やしていきます。
犬の散歩で注意してほしいのは、日の高い時間に散歩はしないでください。太陽で温められたアスファルトを歩くことで、犬の肉球がやけどをしてしまいます。犬の散歩は、朝方か日の落ちた夕方にしましょう。
お散歩の苦手なわんちゃんは、こちらを参考にしてみては「成犬のお散歩時の問題行動しつけ方」
ドッグランで他のわんちゃんと一緒に運動
ドッグランでは他のわんちゃんと一緒に遊べるので、運動がキライなわんちゃんも興奮して走り回ります。
ドッグランに行ったことのない方は、ドッグランのルールについて知っておきましょう。
プールや水辺で遊んでダイエット
散歩や犬嫌いなわんちゃんもいますよね。そんな子には、水遊びダイエットが効果的かもしれません。
わんちゃんが溺れてしまわぬように、犬用のライフジャケットを用意しましょう。ライフジャケットの背中部分に、持ち手があるので、そこをつかみながらわんちゃんに犬かきをさせます。
このライフジャケットを使えば、自宅のお風呂でも擬似プールとして、プールダイエットができます。お風呂でダイエットをする場合は、愛犬がやけどをしないように、お湯の温度に気をつけましょう。
おすすめ犬用ライフジャケット
⇒ 新東亜交易 EZYDOG DFDスタンダード XL イエロー
犬のダイエットを成功させるコツ
目標を決めて、楽しく遊ぶ
まずは、目標体重を決めましょう。その目標にむかって、食事制限のスケジュールを立てて、愛犬と毎日楽しく遊ぶことです。
飼い主がサボらないことと犬を楽しい気持ちにさせるのが、成功のコツです。
わんちゃんだけでは食事を制限したり、運動量を調整することはできません。飼い主が、日々愛犬を気にかけ、ダイエットさせなければなりません。また、犬を楽しくダイエットさせることです。散歩が楽しみ!友達のわんちゃんに会いたい!など、外にでる楽しみを作ってあげてください。
ダイエット完了日時は決めない
いつまでに何g痩せさせる!といった日にち決めは、やめましょう。日にちを決めてしまうことで、「その日までに痩せさせなきゃ!」と愛犬に無理をさせてしまうことがあります。また、楽しい気持ちがなくなってしまうので、あくまでも、目標体重だけを決め、毎日コツコツとダイエットさせていきましょう。
犬のダイエットまとめ
犬の肥満は、飼い主の責任です。ダイエットをして健康体にしてあげましょう。
- 食事の量を徐々に減らす
- 適度な運動をする
- 目標を決め、楽しくやる
無理なダイエットは、かえって犬の身体や心にストレスを与えてしまいます。ゆっくりでいいので、少しずつ目標にむかってダイエットしていきましょう。