便秘をしているとき
毎日ウンチをしていますか?床におしりを擦りつけていたら便秘のサインかも
犬が便秘をしているときや、便秘気味であるときは、食欲が落ちます。腸内に便が溜まっていると胃で消化されたものも腸内で停滞し、胃の動きが悪くなります。
胃の動きが悪くなると腸へと食べ物が降りていかずに、空腹を感じないようになることから、食欲が落ちてしまうのです。
便秘の原因となる、便が硬くて腸内や肛門付近で便が停滞する場合には、しっかりと多めに水分を摂るようにして、腸内運動を促すように、お散歩などの運動を行いましょう。
ごはんの量が多い、おやつを食べている
家族の誰かがこっそりあげていることも。おやつは肥満の原因にもなるので注意しましょう。
与えるごはんの給餌量は適切ですか?
ドッグフードのパッケージに書かれている、給餌量を参考に与えますが、犬の個体差によるものや、日常生活での運動量の差などから、増減を行うようにしましょう。
多めにあげてしまうと肥満になり、健康面での不都合や病気などを招くことになりますので、注意が必要です。定期的に犬の体重を量り、肥満にならないようにその犬にちょうど良い給餌量をみつけましょう。
また、おやつの量が多すぎて、普段のごはんに悪影響を与えている場合もあります。
1回のおやつの量が適切でも、家族が交互にあげていれば、適切な量を超えて与えている可能性が考えられます。「飼い主家族がそれぞれお互いに内緒で、犬におやつをあげていた」というケースも考えられますので、家族同士で話し合いをし、おやつは適切な量を守るようにしましょう。
ドッグフードについて問題がある
単に好き嫌いをしていることも。古くなったフードをあげている場合は、体にも良くないので新しいものをあげましょう。
犬の食欲が落ちる原因として、ドッグフードについて問題があるケースも。ドッグフードの種類を変える際に、一度で全量切り替えたりしていないでしょうか。
犬は食欲旺盛ではありますが、フードの銘柄などを変える際に、食べなれていないものや臭いが違うものになると、食べない場合があります。
ドッグフードを切り替える際には、まずは数日間、1/4量を入替えて臭いに慣らすことから始め、次に1/2量に変えて便の状態などもみます。それで問題なければ全量に切り替えるなど、段階的に切り替えるようにしましょう。
また、開封後に時間の経ったドッグフードを与えていませんか。臭いに敏感な犬は、開封後しばらく経過したドッグフードの場合、酸化して臭いが変わってしまい、嫌がって食べなく犬もいます。安いからと大袋で買うのではなく、1カ月で食べきれるサイズを購入し開封後も空気に触れないように保管して、出来るだけ早く食べきりましょう。
妊娠しているとき
つわりにより食欲不振になっています。少しでも栄養が取れるように高カロリーのものをあげましょう。
犬の妊娠期間は約60日ほどですが、めすは妊娠初期に「つわり」を感じる犬もいて、食欲がなくなりやせる場合があります。しかし、安定期に入ると食欲が増し始め、赤ちゃんの成長と共に食欲も増加するので、さほど心配することはないと思います。
妊娠後期になると赤ちゃんは日に日に大きくなりますので、多胎妊娠の場合は、高カロリー食を与えたり、サプリメントで補うなど、母犬の健康面に注意してあげましょう。
老化による食欲減退
加齢により食が細くなっていきます。温めるなどで臭いを強くして食欲をそそらせましょう。
犬も高齢化が進むとだんだんと食欲がなくなってきます。年々食が細くなるなどの症状が出ることもあまり珍しくありません。その場合は体重管理に気をつけながら、給餌量やその内容についても検討してみましょう。
また高齢犬の場合、一日の運動量が減る傾向があり、動かなくてお腹が減らずに、食事が摂れなくなる犬も多くいます。
食が細くなるだけでなく、鼻も効かなくなってきます。そのため、フードを温めるなどして、臭いを強くすることも有効です。
犬がごはんを食べないとき まとめ
あまりウンチをしていない、ウンチに水分が少なく硬い:便秘による食欲不振。水分をこまめにとりましょう。
- おやつを与えすぎている:おやつをあげる回数を減らしましょう。
- ドッグフードを変えた、古いフードをあげている:フードは徐々に切り替えましょう。古いフードは体にも良くないので与えないこと。
- 妊娠している:つわりによるもの。高カロリーのものをあげよう。
- 老犬の場合:加齢による食欲不振。