犬の歯磨きガムの与え方とおすすめ商品

犬の歯磨きガムの効果について

歯磨きガムは、歯垢の除去や歯石の予防になります。

犬は3~5日間、歯磨きしないと歯垢が歯石になります。歯磨きの重要性を理解されている飼い主は多いですが、実際に歯磨きしようとすると愛犬が嫌がったり、口を開こうとしなかったりと苦戦が続き、面倒くさくなって諦めてしまうケースも多いのです。

ですから一番大切なのは幼いころから歯磨きの習慣を身につけていくことです。その習慣が身についている犬には「歯磨きガム」はあまり必要ないかもしれません。

「歯磨きガム」が効果を発揮するのは歯磨きの習慣のない犬です。骨型の形をしているガムや複雑な溝を持っているガムなど種類も豊富です。犬も必ず興味を持ちます。そしてこのガムをかじることで歯垢を除去してくれるのです。飼い主にとってはとても楽ですね。

ただし、与え方によっては効果がなかったり、具合を悪くすることもあります。注意してください。また、あくまでも歯磨きの補助アイテムという認識を持っているべきです。

ガムを与えるのと並行して、飼い主の手で愛犬の歯磨きができるような習慣をゆっくりとつけていきましょう。

歯磨きガムの与え方

犬の大きさに適した「歯磨きガム」を飼い主が手にとって使用します。犬に渡しっぱなしの飼い主もいますが、できるだけ犬の自由にさせず、犬の歯の第1臼歯と第4臼歯にあたるようにコントロールして与えてあげるのがベストです。

ものを噛み切る時に使用するのが、この第1・第4臼歯ですが、特に上の歯の奥にある第4臼歯は先端がへこんでいて歯石がつきやすい場所です。近くにある唾液腺から唾液が付きやすく、そのカルシウムが沈着するとまた歯石になりやすいようです。

長い時間噛んでいる必要はありませんので、10分ほどを目安にして与えてください。もぐもぐ噛むことで歯の表面の汚れを除去することができます。繊維状のブラッシング効果が高いガムだともう少し短い時間で済みます。

歯磨きのメインはやはり「ブラッシング」です。「歯磨きガム」は歯磨きをした後のご褒美にする。歯磨きの習慣をつけていくことに利用していくこともお勧めです。

歯磨きガムの与え方を与えるときの注意点

歯を使わなければ「歯磨きガム」の効果はありません。ですので、一番の注意点は「飲み込まさない」ことです。大きさが重要になります。丸呑みするのは良くないですが、大きすぎるのも問題です。口の中を傷つける可能性もあります。犬の大きさに適した大きさの「歯磨きガム」を購入しましょう。

しっかり飼い主が見ている前で使用しましょう。時間を決めて10分間まで、などとしないと、最終的に飲み込んで下痢や嘔吐を引き起こします。またお腹の中でくっついて開腹手術というケースもありますので注意してください。

すぐに食べ終わると効果が薄くなるので、すぐに食べ終わらせないことも意識しましょう。

チワワなど、「歯磨きガム」を噛むと出血する歯茎の弱い犬種もいます。それぞれの犬種に合ったものを与えてください。

一番人気の歯磨きガムは「グリニーズ」

犬の歯磨きガムでメジャーなのが「グリニーズ」です。

品質面や健康面で歯磨きガムを嫌悪される方もいらっしゃいますが、この「グリニーズ」だけは日本で唯一、VOHC(米国獣医口腔衛生協議会)に認められているデンタルケアガムです。

日本の高温多湿な風土にも適用できるように改良され、日本独自の品質管理、日本で飼われている犬を対象に試験も行っています。世界55か国で販売されていますが、日本で販売されている「グリニーズ」は、日本に適した材料を使用し作られているところが人気のひとつでしょう。

ちなみにこの「グリニーズ」はおかしと違い、ドッグフード同様の「総合栄養食」です。ビタミンやミネラルを豊富に吸収することができ、かつアレルギーになりにくい豚肉や米粉を使用しています。

利用されている方は「1日1本、夕方に与える」これだけです。お手軽ですね。これで歯石になる前の歯垢を除去してくれるのは嬉しい限りです。
超小型犬用が60本で2,000円ほどでした。

ペットショップなどでも販売されているので、気になる方は是非試してみてください!

この記事を書いた人

OSUWARI編集部