どうしてフケがでるの?フケが出る仕組み
犬のフケとは、新陳代謝の一つとして古い皮膚が剥がれ落ちたものの事をいいます。人間と同じですね。
主な原因は
- シャンプーのすすぎ残し
- シャンプーのし過ぎで必要以上に油分を取ってしまう
- シャンプーが合ってない
- シャンプー後きちんと乾かしていない
- 皮膚が乾燥している
- ストレス
- フードが合っていない
など、シャンプーに関る事が多く挙げられます。
シャンプーの質にこだわっても、生乾きにする事でカビが発生しフケが起こる事も。正しいシャンプーの仕方とわんちゃんにあったシャンプー探しは重要な課題ですね!また、冬場など乾燥しやすい季節もフケが出やすくなります。
他にも、ストレス、合わないフードなど、フケが起こる理由は数多くあります。思い当たる節がある場合は、生活習慣を改善する事で、フケの状態が良くなる可能性もありますので見直しましょう!
フケから考えられる病気とは?
フケといえど、軽視してはいけません!病気が原因でフケが出ている事もあるのです。フケが出る病気をいくつがご紹介します。
- ツメダニ症
- 寄生虫の感染が原因の「ツメダニ症」。症状はかさぶたや発疹が表れ、人にもうつるので注意が必要です。
- 脂漏症
- 体に合わないシャンプーの使用ややりすぎによって、皮膚の新陳代謝が速まりすぎ、角質化が進む事が原因で起こります。他にも、食事の脂肪分が極端に少なかったり、ビタミンやミネラルが不足する事で皮脂が分泌されず、皮膚の乾燥を引き起こす事もあります。
- 疥癬(かいせん)
- 症状はかゆみ、抜け毛、かさぶたなど。原因はヒゼンダニというダニです。多頭飼いの場合は、同じブラシを使うと感染する事があるので注意しましょう。犬だけでなく、人にも感染するので迅速な対処が必要です。⇒人や犬に感染する!?犬の疥癬について
このように、皮膚病を発症する事もあるので、フケが長引くようなら早めに動物病院で診てもらいましょう。
犬がフケを起こす環境とは?
愛犬からフケが沢山でる原因を作ってるのが環境だとしたら、すぐ見直す必要があります。先天性のものや、元々アレルギー体質のワンちゃんは別として、生育環境が原因でフケを発症しているのなら、その原因を突き止める事が大事です。
例えば、アレルギーを持っているなら、アレルゲンとなるホコリ、花粉、食事などが原因となり得ます。ダニは家庭から完全に排除する事は難しいですが、ダニの多そうな森などを避ける事はできます。他にもカビ、細菌、ノミがいる環境もフケが起こりやすいので生活環境から取り除く必要があります。
人間もストレスが溜まると体に変調をきたしますが、愛犬も同じです。急に独りの時間が増える、散歩の時間が減る、引っ越すなどストレスを感じる要素がある場合にフケを発症しやすくなります。
他にも、冬など乾燥する時期は加湿器を使うなど、ある程度の湿度を保つ様にすると起こりにくくなりますよ。
飼い主にできる7つの犬のフケ対策
フケをなくす為の対策として、生活環境の改善が最も大事です。
- 1.シャンプーは夏場なら月に2回、冬は月に1回行う。
- 2.シャンプーは愛犬に低刺激で保湿効果のある合っているものを選ぶ。
- 3.シャンプーはよくすすいで、生乾きにならないようきちんと乾かす。
- 4.シャンプーだけでなく、ブラシや除菌スプレーなどでこまめにケアする。
- 5.フードはローテーションで色んな種類を与える。
- 6.皮膚の弱い子は森やダニの多そうな所は避ける。
- 7.カビが繁殖しない清潔な生活環境を整える。
- 8.ストレスを与えない。
シャンプーだけでなく、毎日のブラッシングや犬用の除菌スプレーでこまめにケアすることで被毛を清潔に保ちダニや菌か起こるフケを予防できます。
今では、ワンちゃん用の化粧水も販売されているので、乾燥によるフケが気になる方は試してみるのもおすすめです。
ケアも乾燥も気をつけているのに…フケが減らない…なんて場合は食事に原因があるのかもしれません。
ドッグフードを品質の良いものに切り替えて体の内側から改善していきましょう。
愛犬のフケをたかがフケ!と思わずに、毛の間がいつも白い、など異常が続くようならすぐに動物病院で診てもらいましょう。病気の場合は愛犬だけでなく、人に感染する皮膚病もあるので早めの対応が重要です!