シニア犬のシャンプーの選び方とは?
年を重ねると乾燥をしやすくなるシニア犬。更に皮膚がとてもデリケートです。そこで、愛犬の体質に合わせたシャンプーを選ぶようにしましょう。
若いうちは使っても平気だったノミダニシャンプーも、シニアに入ると、刺激が強く感じて皮膚が余計乾燥してしまいます。
弱アルカリ性の低刺激で、皮膚に優しいシャンプーを使うようにしましょう!アレルギーを持っている子にはアレルギー対応の物を使い、皮膚炎など心配がある場合は、動物病院で確認してから使用するようにしましょう!
シニア犬のシャンプー頻度や入る時の注意とは?
ワンちゃんの状態にもよりますが、月に1度で十分です。洗いすぎると皮膚トラブルに繋がります。
また、寒い季節はなるべく晴れて温かい日を選んだり、乾きやすい日を狙ってシャンプーをすると負担をかけずにすみます。そして何より、シャンプー時間が長い事がストレスになったり、体調不良の原因になる事も。。短時間で終わらせるように工夫をする事が大事です。
まず、シャンプー前にブラッシングをします。事前に毛玉をほぐし、汚れを浮かせることで素早く洗う事ができます。
次にシャワーを表面にかけて濡らすのではなく、毛の奥の方まで濡らすと効率よくシャンプーが泡立ちます。短時間でシャンプーを済ませる事に気をとられ、洗い残しがあっては大変です!皮膚トラブルの原因となります。洗うのは短時間で済ませ、すすぎはしっかりと行いましょう!シャンプーが終わったら、湯冷めをしないように手早くタオルドライ後に、低温で優しくドライヤーをして十分に乾かせば完了です!
足腰の弱いシニア犬のシャンプー方法とは?
シニアに入ると筋力が衰えて、踏ん張る力が弱くなります。個体差がありますが、ゆっくり歩くようになったり、段差を嫌がるようになったら筋力が衰えているサインです。こうした場合は、お風呂場で滑らない様に工夫をする必要があります。
バスマットやヨガマットを引いて滑り辛くしましょう。もし、こうしたマットがない場合は厚手のタオルでもOKです!実際に洗う時は、体が濡れて普段以上の重さが愛犬にかかり、よろけやすくなりますので、お腹部分を支えながら洗ってあげると足腰に負担がかからずに済み、愛犬も体を預けて安心するでしょう。
シニア犬の状態によって違うシャンプー方法とは?
もし、心臓病を患っているわんちゃんであれば、無理をしてシャンプーをする必要はありません。心臓病は命に関わるのでトリミングサロンでも断るケースがある程です。このように心臓に不安がある場合は、ぬるま湯に浸したガーゼで拭いたり、ウォータレスシャンプーを利用する方法もあります。
次に、立つことが困難なワンちゃんのシャンプーです。どうしてもシャンプーが必要な時は、大きなたらいを用意して、滑らない様にマットを敷き、予めぬるま湯にシャンプーを入れて置き、その中で洗ってあげましょう。赤ちゃん用のバスタブは底に排水栓がついているものもあるので便利です。
最後に寝たきりのワンちゃんの場合です。まず、床に防水シートを敷き、その上にバスタオルを数枚重ね、ワンちゃんを寝かせます。そして、洗い流し不要のウォータレスシャンプーを使うか、お湯だけ使い拭いてあげましょう。お尻や足は特に汚れやすいので、洗面器にぬるま湯をはり、固く絞ったタオルで優しく吹いてあげましょう。濡れていると体に負担がかかるので、濡らしたらすぐ乾かすように丁寧に行う事がポイントです。