犬に「ぶどう」は絶対にダメ!ぶどうが起こす中毒症状とは

犬にぶどうはNG!

近年になって、犬にぶどうを食べさせてはいけないというのが常識になりつつあります。ただ、ぶどうのどんな成分が犬にいけないのかまでは判明していません。

しかし、世界中の症例を見ていくと、ぶどうを食べた犬は「急性腎不全」(腎臓が働かなくなる)になるケースがあるようです。
では、ぶどうを食べた犬はすべて腎臓に障害を持ったのかというと、どうもそうではないようです。その辺りはっきりとした因果関係は不明ですが、食べさせない方がいいぞということで動物病院でも意見がまとまっています。

つまり、犬はぶどうを食べると中毒症状を起こして死ぬことも考えられるということです。

レーズン(干しぶどうはいいの?

レーズン(干しぶどう)はどうでしょうか。加工してある食品だから大丈夫、ということにはなりません。実はレーズンも食べてはいけないもののひとつなのです。ぶどうを干すことで成分が凝縮しているので、ぶどうよりも危険といわれています。 アメリカで、レーズンを食べたダルメシアンが腎不全になったという症例があります。

犬がぶどうを食べてしまった時の症状

実際に犬がぶどうを食べるとどんな症状がでてくるのでしょうか。
仮に症状が出てくるとすれば、2~3時間で中毒症状による異常が見られます。そして48時間以内に急激に状態が悪化していくといわれています。

【異常】

  • 嘔吐
  • 下痢
  • 水をよく飲む
  • 尿がよく出る(またはまったく出なくなる)
  • 元気がない

尿が出ないのは「腎尿細管壊死」という症状のようです。
尿が出ても変色しており、むくみも見られるようならばすぐに動物病院へ連れて行きましょう。
異常が見られた場合は、その場でできる処置はありません。動物病院へ連れて行き、担当の先生に相談してください。

もし、食べてしまった場合の対処法

犬がぶどうを食べてしまったときの対処法

では、もし愛犬がぶどうを食べてしまった場合、どうすればいいのでしょうか。食べてすぐで、吐き出させられるのであれば吐き出させた方が無難です。(塩水や口の中に指を突っ込むと吐かせられます)

ただし、危険量というものが一般的に示されていますのでご紹介しておきます。
犬の体重1㎏に対してぶどうの量32gで危険量といわれています。一粒で32gの重さもするぶどうはありませんので、一粒くらいなら大丈夫でしょう。

危険量は比例していきますので、5㎏の小型犬でぶどう160gが危険量です。ほぼ一房分ということになりますので、物凄く沢山食べさせない限りは大丈夫という話になります。
実際にぶどう一房食べ尽くしても大丈夫だった例もあるようです。未だにこのことを知らずに食べさせている家庭も多いようです。

★レーズンはぶどうより危険です。
犬の体重1㎏に対してレーズンの量は20gほどで危険量だといわれていますので注意してください。

★ぶどうは実よりも皮が、より危険といわれていますので注意してください。

ぶどうなど犬の食べさせてはいけない食べ物について

まだまだ不明・未解決な部分もある犬とぶどうの因果関係ですが、食べさせない方がいいものを無理に与える必要はありません。ぶどうは食べさせないという考え方でいいと思います。

アレルギーについての問題もありますので、愛犬がもしぶどうを食べてしまった場合は、2~3時間様子を見て、異常が感じられる場合、動物病院へ連れて行きましょう。異常が見られない場合はそのまま放置しておいても問題はないようです。

飼い主は愛犬の食事について責任があります。栄養のバランスや食べ過ぎに注意しつつも、なるべく食べさせない方がいいといわれている食べ物は遠ざけましょう。

犬はチョコレートや玉ねぎなど、絶対に食べてはいけないとされる食べ物が数多くあります。もしかすると知らずに与えているケースも考えられます。どんな食べ物が犬に良くないのか、知識として押さえておくことも大切です。

散歩中やドッグランなどで食べさせようとしている方がいたら、必ず断ってください。犬は知らずに食べてしまいます。そこまで目を光らせるのも飼い主の責任のひとつです。

この記事を書いた人

OSUWARI編集部