犬にも野菜は必要なんです!
肉食だと思われているが、本来犬は雑食で植物から必要な栄養素を摂取しています。
お肉だけの食事では、栄養バランスが崩れ、病気や短命の原因になります。
私たち人間も必要栄養素があるように、犬にとっても摂取しなければならない栄養素があるのです。
犬に必要な栄養素
- 炭水化物(糖質)
- 砂糖・米・でんぷん・とうもろこし・イモ類
- タンパク質
- 肉の赤身部分・魚・大豆製品・卵白・牛乳・チーズ
- 脂質
- 肉の脂身部分・バター・生クリーム・マヨネーズ・植物油・卵黄
- ビタミン
- 小松菜・かぼちゃ・ピーマン・ブロッコリー・キャベツ
- ミネラル
- 牛乳・ヨーグルト・大豆・ほうれん草・小松菜・さつまいも
このように炭水化物やビタミン、ミネラルの多くは野菜から摂取する必要があります。
実際、プレミアムドッグフードなどには、犬の栄養バランスを考え、人参やカボチャなどの野菜も入れ込んだフードもあります。
手作りごはんなどで愛犬の栄養素を補う飼い主さんもいらっしますが、ビタミン・ミネラルは過剰摂取は逆に体に悪影響なので、野菜を食べさせればいいというわけではないのです。あくまでもバランスのよい食事が求められます。
炭水化物やビタミン、ミネラルが不足するとどうなるの?
これらの必要栄養素が不足すると様々な影響がでてきます。
- 免疫力の低下で病気や疾患になりやすい身体になる
- 筋肉量の低下や骨が脆く、ケガや骨折、関節炎を起こしやすくする
- 体力の低下
- 血行不良
炭水化物は、主に脳や筋肉などのエネルギー源として活用されます。ビタミンには、動脈硬化の予防や骨や軟骨の生成、皮膚や粘膜を丈夫にし菌などの外敵からまもる役割をしています。ミネラルは、骨や歯を丈夫にしたり、血管機能を正常に保つ働きをします。
このように、人間と同様に犬もビタミンやミネラルが必要不可欠となるのです。
愛犬に野菜を摂取してもらうには?
では、そのようにして野菜を食べてもらえばいいのでしょうか?
手作りの食事を与える
野菜を茹でたり、わんちゃんも食べやすく消化しやすいように工夫してあげれば、私たちと同じ食材でもあげることができます。
夕飯の残りものを使えば節約にもなるかもしれませんね!
しかし、中には犬に食べさせてはいけない食材や食べさせてはいけない部分、適した摂取量などがあります。
愛犬に手作りで野菜を食べさせる時は十分に注意してください。
手作りご飯におすすめの野菜
にんじん
βカロチンを多く含んでいます。他にも抗酸化力の強いαカロチンは細胞の老化に役立ちます。食物繊維はコレステロールや有毒物質の排出に役立ちます。
しいたけ
新陳代謝を活性化するエツタデニンは、コレストロールの排出や動脈硬化予防に役立ちます。食物繊維は便秘の解消。βグルカンは免疫力の向上に役立ちます。
ブロッコロー
ビタミンCを多く含んでおり、抗酸化作用の強いルテインやフラノボノイドも含んでいます。がんの抑制作用もあるといわれています。
かぼちゃ
βカロチン、ビタミンC、ビタミンE を多く含んでいて、野菜の中で最も抗酸化力に優れているといわれています。
野菜入りのドッグフードを与える
中には、手作りしても野菜嫌いで食べてくれないわんちゃんもいると思います。
そんなわんちゃんには、わんちゃんの栄養バランスを考え、新鮮なお肉だけでなく野菜やハーブなどを使ったフードを与えるもの一つです。