犬ににんじんは与えてもいいの?
結果から言うと、犬に人参を与えても大丈夫です!
しかし、与える量には十分に注意してください!にんじんは食物繊維がとても豊富です。そのため人参は、胃腸の弱いわんちゃんは、下痢もしくは便秘になりやすい野菜でもあるのです。
また、カリウムを多く含まれていることから、高カリウム血症になるリスクが高まります。
とわいえ、与える量を間違えなければ、人参はドッグフードでは得られない栄養素が豊富に含まれています。
ではどのようにして愛犬ににんじんを与えればいいでしょうか?
犬ににんじんを与える時は、茹でて冷めたものを与えます。
茹でることで、食物繊維が分解し消化しやすくなるだけでなく、カリウムの効果も消えるので、なるべく茹でて与えましょう。
だからといって与えすぎには注意ですよ!
にんじんを与えるメリット・デメリット
犬ににんじんを与えるメリット
- 水分補給になる
- 89.6%が水分でできていますので、ちょうどよい水分の補給になります。夏や冬場の乾燥した時期にもぴったりです。
- 利尿作用がある
- カリウムを多く含んでいます 100gのにんじんの270mgがカリウムです。利尿作用があり、尿を出しにくい犬にはもってこいです。膀胱炎やむくみの改善にも繋がります。
- 便秘解消に
- 食物繊維を多く含んでいます 100gのにんじんの2.5gが食物繊維です。犬の胃腸によい働きがあります。
- 目や皮膚が健康になり、免疫力もアップ
- ベータカロテンを含んでいます 体内でビタミンAに変換されて、目や皮膚によい効果をもたらします。犬は目が弱いので重要です。抗酸化作用も強く、免疫力のアップに繋がります。
犬ににんじんを与えるデメリット
- 与えすぎると下痢や便秘になる
- 食物繊維が豊富なので、便がゆるくなり下痢になったり、逆に便秘になったりもします。消化が弱い犬は注意が必要です。
- 高カリウム血症
- カリウムが多く含まれていますので、高カリウム血症になる可能性もあります。ただし、適量を守れば問題はありません。
- ビタミンAの過剰摂取で健康に悪影響
- ベータカロチンを含んでいる 過剰摂取するとビタミンAに変換された後に肝臓などに蓄積されて健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。
にんじんを与える時の量や注意点
このようににんじんは、犬にとっても健康に良い野菜ですが、その食べる量を間違えると返って体調が悪くなることもあります。
まずは少量から与えて様子を見ましょう。仮にアレルギーがある場合は、次のような症状が見られます。
- 嘔吐する
- 下痢をする
- 便がゆるくなる
- 元気がなくなる
- 目の充血が見られる
- 痒みが見られる
- 腫れる
このような症状が出た際には、アレルギー反応だと思われますので、にんじんを与えるのをやめましょう。
また、そのまま犬ににんじんを食べさせると不消化で、便の中にそのまま出てくることになります。にんじんをスライスにして与えたり、刻んだり茹でたりして食べやすく、消化しやすくしてから与えてあげてください、
にんじんを生で食べると、ビタミンCを破壊する酵素が含まれています。高カリウム血症になる可能性のあるカリウムも多く含んでいます。
基本的に茹でてから、または熱を加えてから与えましょう。カリウムも消え、ビタミンCを破壊する酵素も消えていきます。ベータカロテンは加熱したほうが吸収率が上がります。
カリウムについては心臓に疾患がある場合は食べさせてはいけないことになります。動物病院の担当医に聞いてみて下さい。
人間の食事用に使用されたにんじんを与えることはやめましょう。加工すると塩分が高まり、犬の心臓や腎臓に負担をかけます。
にんじんを使った簡単ご飯レシピ
にんじんを使った簡単ご飯レシピもたくさんあります。
- にんじんチップス
- 薄くスライスし、10分から15分ほど、水分がとぶくらい加熱すると完成します。冷凍して保存もきくので非常に使い勝手がいい一品です。
- にんじんクッキー
- にんじんを擦りおろします。そこに薄力粉とオリーブオイルを混ぜ込みます。うまくまとまらずバラバラになるようでしたら薄力粉の量を増やします。ラップの上から薄く伸ばし、切れ目を入れてから、オーブンで180度で15分ほど加熱します。裏返ししてからも5分ほど加熱しましょう。ヘルシークッキーの完成です。
たまに愛犬のご飯づくりが面倒になっちゃう…
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