フレンチブルドッグの臭い対策|ケアのポイントと臭い予防方法について

フレンチブルドッグの体臭対策

フレンチブルドッグの臭いの原因は、皮膚にあります。ですから体臭が気になる場合は、被毛ではなく、皮膚を拭いていくイメージが必要です。特にフレンチブルドッグの場合は、しわが多いですよね。この皮膚のシワが曲者です。悪臭の原因はこのしわの部分にあると考えてください。

フレンチブルドッグの場合は、顔もしわくちゃです。そこがチャーミングポイントでもありますが、悪臭を発生させる元でもあります。
シワには、皮脂やホコリ、毛がたまり、菌が繁殖しやすい環境です。そのため、綿棒やタオルで毎日こまめにシワの間を掃除してあげましょう。

とにかくしわの多いフレンチブルドッグ。手入れをこまめにしていかないとすぐに臭いを発したり、皮膚病になってしまうことも。

犬の場合は体臭の原因は汗ではありません。皮脂腺から分泌される皮脂が徐々に酸化して脂肪酸に変化します。このベトベトした成分が毛穴をふさぎ、脂肪に集まる細菌の繁殖を招くのです。この細菌の影響で体臭が発生ます。

対策としては、顔でも体でもしわのある部分をのばしながら濡れタオルで拭いていきます。このとき除菌や消臭効果のある液剤があるとより臭いを抑えることができます。

シャンプーは一ヶ月に一度ペースで問題ありません。シャンプーのし過ぎは逆効果になります。ポイントは乾かし方です。自然乾燥は細菌の発生をを招く結果になりますので、ドライヤーを使用してしっかりと根元から乾かします。根元の状態は冷風を使って確認をしていってください。毛の流れとは逆にドライヤーをあてていくのがコツです。ブラッシングするときは毛並みの方向に行います。

尻尾

フレンチブルドッグの場合は、尻尾が少しめり込み気味です。そのためにくぼみができたします。垢がそこに溜まり、細菌も繁殖しやすくなっています。これが悪臭の原因になるので、尻尾までしっかり拭いてあげましょう。

定期的に拭いてあげるのが大切ですが、除菌消毒用のシャンプーで洗い、よく乾かします。膿がひどい場合は軟膏などを塗ってあげる必要が出てきますので、動物病院の担当医と相談してみてください。”

菌が繁殖しやすいフレンチブルドッグには、消臭だけでなく除菌効果のあるスプレーを使いましょう。

フレンチブルドッグの臭い対策

上記で書いているように、フレンチブルドックは短毛ではありますが菌が繁殖しやすい犬種でもあります。
そのため消臭効果のある犬用のケア用品で臭い対策をするのではなく、除菌効果のある商品を使い、臭いを発症する元の菌の繁殖を防ぐことが大切です。

フレンチブルドッグの耳の臭い対策と病気予防

フレンチブルドッグの耳の臭い

黄色の耳垢の状態が健全です。これが黒っぽくなったり、赤褐色っぽくなると異常の表れになります。耳垢の量も増えてきますし、ベトベト感が強まり、酸っぱい臭いになってくるはずです。耳の病気にかかっている可能性があります。

そうならないためにも耳の掃除が必要です。頻度は週に1度くらいで充分です。耳の中にイヤークリーナーを垂らし、マッサージしてあげます。すると液体と共に汚れが取れるので、コットンなどで優しく拭き取ります。それでも改善されない場合は病気を疑ってみて下さい。

犬の耳掃除について詳しくは「愛犬の悪臭耳垢のせいかも?犬の正しい耳掃除の方法」を参照してください。

外耳炎

痒みがあるのでフレンチブルドッグが後ろ足で耳を掻いたり、頭を振ったりする動作が目立つようになります。耳垢はベトベトしています。まずは動物病院へ、点耳薬などを処方してくれます。

耳ダニ

耳ダニは他の犬から感染します。かなり強い痒みや痛みを感じ掻きむしる動作が目立つようになります。黒い耳垢です。動物病院へ行く必要があります。放置しておくとさらに炎症を引き起こす結果になりますので、早期の治療が大切です。”

フレンチブルドッグの口臭対策

フレンチブルドッグの口臭対策

臭い息を発する口臭の原因は二つ考えられます。ひとつは、口の中からの臭い。もうひとつは腸内環境の悪化からくる臭いです。
フレンチブルドッグの口臭に悩んでいる飼い主さんは「犬の口臭は歯石が原因じゃない!?治らない口臭の原因は他にあった!」を参考にしてみてください。

口の中の場合

食事をとったあとの残りかす、歯石、これが口臭の原因になっています。毎日の歯磨きの習慣が大切です。フレンチブルドッグが子犬のころから歯磨きに慣らしていきましょう。

腸内環境の場合

餌を切り替えたり、プレーンヨーグルトなどを与えたりして改善をしていきましょう。ストレスから体調を崩したり、腸内環境を悪化させる可能性もあります。毎日のスキンシップや散歩なども欠かさずに行いましょう。

フレンチブルドッグ自身では臭いをどうすることもできません。飼い主の手入れ、愛情のかけ方で愛犬の臭いの状態は変わっていきます。
ぜひ丁寧なお手入れをフレンチブルドッグを飼うときは意識をしてみてください。”

この記事を書いた人

OSUWARI編集部