症状・行動別の考えられる病気・原因
食欲不振で愛犬の元気がない場合、どんな症状があるのかをしっかりと確認しましょう。
ちょっとした変化でも犬は食欲不振になる場合があります。ストレスや運動不足などです。逆に何かの疾患の初期症状かもしれません。
目安は2日目と言われています。1日ぐらいの食欲不振は問題ではありません。これが2日以上続く場合は問題です。ちなみに犬は48時間の絶食まで耐えられます。
高齢によるもの
年齢による食欲不振は誰にでも訪れることです。老犬になるにつれ食欲不振の現象は多くみられるようになります。
震えをともなる食欲不振
震えを伴う食欲不振は、震えがいつまで続くかで原因が変わってきます。単純に寒かったり、怖かったりといった理由から、長引く場合は低体、温症、低血糖症などの可能性を疑ってください。何かの中毒症状かもしれません。
食欲はないのに水ばかり飲んでいる
原因のひとつは糖尿病です。糖尿病は多飲多食後が続き、やがて食欲不振になります。尿の量が3倍です。さらに合併症を引き起こすので、早期の対応を担当医と相談してください。
もうひとつの原因は腎炎です。こちらは細菌やウィルスによる可能性があります。他の原因にも脳下垂体に腫瘍ができている可能性や皮膚炎によるものなど多くの可能性が考えられます。
下痢や嘔吐をしている
消化器系に問題がある場合に起こりやすいです。断食が効果があります。1日は何も食べずにいるとケロリと治る場合が多いです。このときは必ず水分は取ります。水はしっかり飲ませましょう。
- ドッグフードが合わない 油分の低いドッグフードに変えることですぐに完治する場合もあります。
- 天候の変化や環境の変化などのストレス こちらも1日の断食で十分治すことが可能です。
その他の食欲不振になる病気
疾患による食欲不振は様々な病気が考えられますので、すぐに動物病院に連れていき、担当医にみてもらいましょう。
犬が食欲不振の時に考えられる病気
症状が長引く場合は飼い主が判断せず、動物病院の診断を受けましょう。
歯の病気から食欲不振になるケースもあります。この場合は当然ながら歯周病のケアが必要です。
元気がある場合は、様子をみましょう
食欲不振だが、元気がある場合があります。大きな問題はないと思いますが、以下の内容を確認してみてください。
- 体重の減少が大きくないか
- 排尿排便に問題はないか
この2点を確認してください。2点ともに異常がない場合は、様子をみてみましょう。
環境に問題があり、元気なのに食欲不振になっている場合があります。
いつも美味しいものを食べ過ぎていて、刺激がない。これは日ごろの贅沢し過ぎが原因でしょうか。ほどほどに。
ご飯をしまうのが遅く、いつでも食べられる環境になっている。後で食べようという心理が働くのかもしれません。しっかり時間を決めて片付けましょう。
飼い主の対応に問題がある場合があります。愛犬の環境をもう一度よく確認してみましょう。
食欲がないときの工夫
消化器系の疾患や老犬になると食欲は急激に落ち込みます。少しでも食べて、少しでも元気になってほしい。愛犬に対する飼い主みんなの願いです。
疾患の場合
投薬や点滴治療、もしくは手術が必要です。動物病院の担当医と相談し、適切な対応をしていきましょう。
老犬の場合
味覚も衰えますが、臭覚も衰えます。臭いがわからないだけでも食欲は大きく低下します。また夜の消化が弱くなります。
- 2回の食事を3回にする(ただし夜は少なめにする)
- 水にプレーンヨーグルトを混ぜて臭いをつける
チーズ味のフードで食欲増進
チーズは他の食材と比べてニオイが強いため、食欲が出てくることがあります。
普段の食事に、犬用の粉チーズをかけたり、チーズ味のサプリメントを混ぜてあげることで食べるようになってくれます。
食欲をつける工夫
- 少量のニンニクを混ぜて、食欲を刺激する。
- エッセンシャルオイルを2、3点首輪などにつけて臭いから食欲を増加させる。
- ドッグフードを少し温める(温め過ぎるのはダメです。温めることで臭いが増します)
- 衰えている腸内環境を改善させる消化酵素のサプリメントを飲む(プロバイオティクスが効果的です。ウンチが軟便・下痢・コロコロの場合は腸の働きが弱っています。)
人によってもこれなら食べられるってのかあるでしょ?それと同じで犬にもそれぞれ、これなら食べれるってのかあると思う!愛犬が進んで食べられるものを見つけてあげて!急ぎの時やどうしても食べないときは、やっぱり病院が一番だけどね