犬が悲しそうにため息。なぜ?

犬もため息をつくの?

犬もため息を吐きますが、人間のように口から吐くことはあまりありません。
大きく鼻を鳴らします。鼻の穴を膨らませて大きく息を吐いているのです。

深呼吸の役割も果たし、脱力して落ち着く作用もありますが、ため息を吐くときの姿勢や状況によって意味することは違ってくるといわれています。
どんなときに犬はため息を吐くのでしょうか。

犬がため息を付く理由とは?

犬がため息をつく理由

ため息を吐くとき、寝転がっていたり、座っていたり、立ち止まってあなたを見つめていたりと様々なため息の場面があることでしょう。それぞれどんな意味があるのでしょうか。

寝転がっているとき

日向ぼっこをしていたり、うとうとしていたり、リラックスした状態でのため息の理由は【快適・満足】といわれています。お腹を撫でているとき、気持ちよさそうに大きく鼻息を吐くことはよくありますよね。ご飯を食べて満足して寝転がるときにも見られます。これらの共通点としては目を閉じていたり、半開きの目であることで、こうしたときは温かく見守ってあげましょう。

座って見上げていたり、立っているとき

何かを求めて意味ありげに見上げてきた犬を放っておくと、これ見よがしにため息を吐くこともありますね。そうしたときはわかりやすく【落胆・不満】を意味しています。散歩中に早めに帰ろうとしても「もう帰るの?」という気持ちからため息を吐くこともあります。

こうしたときはパッチリと目を開いていることが多いので、何を欲しているのか気づいてあげましょう。しかし散歩のときは、もっと匂いを嗅ぎたいと鼻の中を一度リセットさせようというため息もあるので、立ち止まってゆっくり匂いを楽しませてあげましょう。

抱っこしているときにため息は嫌がってる?

抱っこをしてため息をする犬

大好きな犬を抱っこしているときにため息をされると、なんだか寂しい気持ちになりますよね。抱っこの仕方が悪いのかと気になってしまいます。
こうしたときは、ため息の長さを見てみましょう。

短く「フンッフンッ」と鳴らすときは、無理やり抱っこをしてしまったことが理由にあるかもしれません。下ろして逃げてしまうときは、そっとしてあげましょう。逆に、深くため息を吐く場合には気持ちよさを表しています。

犬のため息にもいろんな種類がありますね。ため息を見かけることは、室内犬の方が頻繁ですが、見かけたときには少し犬に意識を向けてみましょう。

この記事を書いた人

OSUWARI編集部