チワワはどれくらい散歩が必要?
チワワは家の中でもたくさん走り回っているので運動量的には問題ありません。散歩をする必要性は二つあります。
日光浴でストレス発散
1日にある程度日光に当たっておかなければなりません。外の空気を吸うことでストレスも発散できます。
社会化を身に付ける
社会性は初めから身についているものではありません。ほかの犬や人、環境に、実際に目で見てたくさん触れることで、少しずつ備わっていくものです。
この社会性を身につけないと、他の犬や人間と交流できないチワワになってしまいます。
非社交的なチワワになってしまうのは、愛犬にとっても、飼い主にとっても残念なことです。
チワワは身体が小さいことで、大きな音や不規則な動きをするもの、得体の知れないものに吠える傾向にあります。はじめの散歩はビクビクしているかもしれませんが、毎日少しずつ慣れさせることで、外の環境にもなれていきますよ!
また、他の犬に会うことで犬慣れさせる必要があります。
チワワの場合は、自分が犬なのに犬嫌いなわんちゃんも少なくないのです。すると
他の犬とコミュニケーションが取れない=社会性が身につかない
となってしまいます。散歩をすることは、運動だけでなく人間環境や犬の社会性を身につけるにのとても大切なのです。
チワワの散歩の頻度は1~2回が目安
頻度は1日に1回から2回が目安です。長い距離ではなく分けて散歩した方が効果は大きいです。
1回につき15~20分くらいでしょうか、だいたい1kmくらいの距離になります。もちろん雨の日は家の中の運動で充分です。それ以外の日はなるべくチワワを外に出してあげて散歩しましょう。最初は抱っこ散歩から始めてあげてください。
チワワを散歩させるときの注意点
外の世界を知らないチワワをいきなり外に出るのは難しいことです。
まずは自宅で練習をしましょう。
まずは、リードに慣れさせること
初めに家の中でリードに慣れる練習をしましょう。
飼い主が見ていられる時は、リードをつけたままにし、慣れさせましょう。リードが引っかかり事故にならないように、必ず誰かが犬を見ている時のみ行ってください。
リードに慣れてきたら、リードをつけたまま部屋の中を散歩します。一通りできるようになったら、いよいよ外へお散歩デビューです!!
チワワの歩調が飼い主に合うような散歩をしましょう。あくまでも飼い主が散歩をリードしていくのです。チワワに引っ張りまわされる散歩は主従関係を阻害します。リーダーウォークをしっかりと意識してください。
リーダーウォークのやり方は「犬の散歩の仕方。時間、リードの持ち物、歩き方」を参考にしてください。
リードは短く持ちましょう
チワワは臆病でもありますが、興奮もしやすい犬種です。
いきなり通行人に飛びついたりするので注意してください。あらかじめ通行人が来そうな場合はリードを短めに持っておきます。そうすれば飛びかかったりすることはありません。
同様に車に飛びかかったりしますので散歩のときは必ず左側にチワワがくるようにしましょう。
夏は昼間の散歩を避けましょう
夏場の暑い日は熱中症になる危険があります。散歩には朝か日が落ちてからにしましょう。
熱中症の危険だけでなく、アスファルトによる火傷をすることもあるので、注意が必要です!
拾い食いは、食中毒の危険有り!
拾い食いも危険です。草むらなどに顔を突っ込むこともやめさせましょう。病原菌をもった他の動物の糞尿などがあるかもしれません。他にも煙草の吸殻等危険な物も落ちていますので、飼い主が注意しながら散歩をしていきます。
もう疲れて歩きたくないようだったら、抱っこ散歩にして帰りましょう。無理をさせる必要はありません。
散歩中に歩かなくなるチワワのしつけ方
この状態になることはよくあることです。
恐怖心が強いとまったく動かなくなる。
まずは抱っこ散歩からで構いませんので、ゆっくりと慣らしていきましょう。慣れてくれば怯えずに散歩をすることができるようになります。
もしも体に異常が見られるときはすぐに動物病院へ行きましょう。
歩き方が変だったらすぐに気が付くはずです。びっこをひいていたり、体のバランスに異常がないか飼い主がしっかりと確認します。
一番多いのは単なるチワワのわがままです。
これが一番厄介でもあります。対処法としては、強引に引っ張るのもありですが、基本待ちます。じっと待っていてください。目も合せません。完全に無視です。飼い主は何もしないのです。そして自分から動き始めるとすかさず褒めておやつをあげます。後はこの繰り返しで、散歩するといいことがあるということを学習させましょう。傍から見ていると不思議に思われがちですが、ここは辛抱です。根気強く自分で歩けるようにしていきましょう。