トイプードルなどの室内犬は暑さや寒さに弱いので、外での散歩も必要ないか思いがちですが、そうではありません。
外の散歩はトイプードルのストレスを減らし、快楽物質のエンドルフィンを分泌させる作用があります。
というわけで積極的に散歩に連れて行ってあげましょう。
ただし注意点もありますので、今回はトイプードルの散歩の回数や距離、しつけ、夏場・冬場の散歩の注意点についてご紹介します。
間違った散歩をして愛犬の体調をくずさないように、どうぞご確認ください。
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豆太ママ
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トイプーのお散歩ってどのくらい歩くのが適切なのかしら?
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お散歩は距離というよりお散歩する時間が重要だワン。
あと、散歩の注意点もあるからそれを紹介するワン。 -
豆太
トイプードルに適した散歩の回数と距離

トイプードルに適した1日の散歩の回数と時間をご紹介します。
1日20分を2回が適した回数と時間
室内犬のトイプードルといえども、適度な距離の散歩は必要です。
トイプードルの散歩の目安は、通常の歩く速度で1日約20分✕2回です。
朝に1回、夕方に1回というように1日2回散歩に行くのが理想です。
愛玩犬のトイプーには長距離の運動は逆効果!
トイプーの先祖犬のプードルは狩猟犬でしたが、トイプードルは愛玩犬として繁殖された歴史が長いため、長距離の運動は得意ではありません。
あまり長距離を散歩させても疲れてしまったり、関節への負担になるので逆効果です。
1日1回を長く散歩するよりも、朝と夕方に分けて散歩した方が愛犬も喜びますし、体への負担も軽減できます。
疲れてこれ以上は散歩したくないようでしたら抱っこ散歩に切り替えてもいいですが、できるだけトイプーが自分で歩ける距離の散歩にしてあげましょう。
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豆太ママ
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長距離の散歩はあまりよくないのね。
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長距離が得意な子もいるけど、ほとんどは苦手だから気をつけてほしいワン。
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豆太
子犬のお散歩デビューはいつ?
子犬のお散歩ビューは、ワクチン摂取が終わる生後4ヶ月ぐらいが目安です。
最初は10分ぐらいからで切り上げて、徐々に距離を伸ばしていきましょう。
お散歩デビューの前に、室内でリードになれさせておくとスムースにデビューできますよ。
トイプードルと楽しく散歩するには?

散歩デビューは、リード慣れからはじめよう
散歩が初めての場合は、いきなり外にでるのはNG。
まずは愛犬がリードに慣れることが大切です。
室内でリードを付けっぱなしにして、リードに慣れる練習から始めましょう。
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豆太ママ
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リードはつけるだけで、リードを持つのはまだ先なのね。
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ワンコがリードを気にしなくなるまで待って欲しいワン。
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豆太
リードをつけられることに慣れてきたら、今度はリードを別の場所につないでください。今度はその状態に慣れる練習になります。
これもできるようになったらリードを持って家の中を散歩してみましょう。
これをリードウォークといいます。
このリードウォークのやり方は、次のページ「犬の散歩の仕方。時間、リードの持ち物、歩き方」をご覧になってツケの練習を参考にしてください。
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豆太ママ
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ここまできたらいよいよ外での散歩なのね。
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初めてのお外はドキドキするワン。
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豆太
怖がりの子は、まず音に慣れること
小型犬のトイプードルは、車の音や人、環境の音が怖く、散歩嫌いになってしまう子もいます。
もし怖がっている様子が見られたら無理に地面を歩かせず、飼い主さんが抱っこをしてあげて、少しずつ音に慣れさせてあげましょう。
最初は、恐怖から吠えるかもしれませんが、飼い主さんが堂々とした態度で「大丈夫だよ」と声をかけてあげれば徐々になれていきますよ。
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散歩は僕たちにとってストレス発散にもなるんだワン。だから、散歩は楽しい時間なんだと教えてあげてほしいワン!
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豆太
拾い食いや吠えるなど散歩のしつけ

落ちたているものは食べないよう訓練しましょう
トイプードルの散歩では、拾い食いでに困っている飼い主さんの話をよく聞きます。
道路には煙草の吸殻やゴミ、病原菌をもっている他の動物の糞尿などトイプーにとって危険なものがたくさんあります。
飼い主が注意深く道を見ながらお散歩してください。
拾い食いの矯正は部屋の中でも練習ができます。
まずはリードをつけて、好きなおやつを床に投げます。食べに行こうとしたところを止めるのです。そして手にもっている方のおやつを与えます。
床に落ちているものは食べさせないのも訓練次第で可能なのです。
クンクンと臭いを嗅ぐくらいならいいですが、食べようとしたらリードを引きます。この訓練には毅然たる態度でしつけに臨んでください。
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豆太ママ
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ワンコの安全のためにもこのしつけは大事ね。
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落ちてるものは危険だから絶対食べてはダメだと、教えてあげて欲しいワン。
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豆太
散歩中に吠える、走るトイプーにはリードを短く持つこと
通行人が通りそうになったらリードを短く持ち直しましょう。または、おすわり・待てをさせて愛犬の意識を飼い主さんへ向けさせましょう。
車が近づいてきても同じです。
また、たくさんの人が撫でたくて寄ってくるかもしれませんが、トイプードルは警戒心が強く、神経質な部分も持っています。
吠える可能性は充分考えられるのです。
散歩はトイプードルの社交性をさらに高めてくれる重要なものですが、他人に迷惑がかからないような配慮や訓練、しつけは飼い主の責任です。
その意識を忘れずに持っていてほしいと思います。
散歩中のマーキングや言うことを聞かない、歩かないなどで困っていう場合は、「犬の散歩のしつけ – 引っ張る、歩かない犬の対処法」を参考にしてください。
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豆太ママ
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最近、豆太の目やにが臭うからなんとかしなくちゃ。
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散歩時のしつけは、周りの人への迷惑防止だけでなく、愛犬の事故防止でもあるんワン。しっかりルールを教えて、事前に事故を防いでほしいワン!
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豆太
夏や冬のお散歩は洋服で対策を!
トイプードルは愛玩犬としての歴史が長いため、暑さ寒さに弱い犬です。
もちろん、暑すぎる日、寒すぎる日に1日くらい散歩を休むのはありですが、それが続くようだと運動不足でストレスをためますし、健康にもよくありません。
夏の暑さや冬の寒さには、犬用の洋服で対策しましょう。
犬の服は単なるファンションではない
犬に洋服を着せることを、単なるオシャレやファッションと思って嫌がる方もいますが、暑さや寒さに弱いトイプードルにとって、洋服は体温調節や皮膚へのダメージを軽減させる大切なアイテムなのです。
できるだけ季節に合わせた犬服を着せて守ってあげましょう。
夏の散歩の対策
夏場はサマーカットにしていると思いますが、夏の直射日光や紫外線は熱中症を引き起こしたり、皮膚へのダメージも考えられます。
また、焼けたアスファルトやマンホールで足の裏をヤケドしてしまうかもしれません。
紫外線カットのUV加工の服や体温を下げてくれるクールウェア、それに足へのダメージを考えて犬用の靴を履かせて上げることも大切です。
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豆太ママ
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夏場に服を着せるのは意味があったのね。
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水でひんやりしたクールウェアは涼しくて最高だワン。
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豆太
冬の散歩の対策
寒さに弱いトイプードルの散歩にも対策が必要です。
風邪を引かないように温かい服と、冷たすぎるアスファルト対策に靴も忘れずに履かせてあげてください。
また、体温調整が苦手なので温かい部屋から急に外に出ないで、しばらく玄関などで寒さになれさせてから散歩に出るようにしましょう。
ちょっとしたことですが、愛犬の健康のためにも気をつけて上げてください。
また帰ってきたあとは冷え切った体を温めるためにも、暖房を入れて毛布などで温めてあげましょう。
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豆太ママ
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そっかー、温度差までは考えてなかったわ。
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夏場も気をつけないと温度差で夏バテになっちゃう子もいるワン。
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豆太
犬の服はどこで買う?
最近はホームセンターや雑貨屋さんなどで犬用の服やお散歩グッズなどが売っています。そういったところで購入すると良いでしょう。
ただ、近くに可愛い犬服のお店がないなら、トイプードル愛好家がよく利用している犬猫ネット通販「iDog&iCat」さんがおすすめですよ♪
まとめ
ご紹介したように、トイプードルの散歩は1日20分を2回が適正です。
あまり長距離の散歩は逆効果なので気をつけましょう。
まだ散歩に出ていない場合は、リードトレーニングから始め、拾い食いをしないなどのしつけをしておいたほうがスムースな散歩デビューができるでしょう。
夏の暑い日や冬の寒い日には、トイプーのために犬用服を用意しておきましょう。体調管理も飼い主さんの大事な役目ですよ。
以上、この記事ではトイプードルの散歩についてまとめてみました。