吠えるトイプードルに有効なしつけ方とは?

トイプードルが吠える理由と対策

トイプードルが吠える理由

トイプードルとはいえ犬であることには変わりません。犬は人間がしゃべるように、吠えるのが当たり前です。犬が吠えなくなるのは不可能です。ここでは吠え方によって異なるカーミングシグナルを確認していきます。吠え方で伝えたいことや愛犬の立場がわかります。トイプードルが吠えたくなるときは大きく分けて3種類です。

不安や恐怖により吠える

警戒心が強く、意外と神経質なところがトイプードルにはあります。どこかに何かトイプードルの恐怖を掻き立てる物がどこかにあるのでしょう。

しっぽを下げて吠えていたら、不安や恐怖を感じている可能性があります。その原因を取り除くか、慣れさせればトイプードルが吠えることもなくなるでしょう。

家族を守ろうと攻撃的になり吠える

これが一番多いのではないかと思いますが、自分のテリトリー(縄張り)を守ろうとしたり、家族を守ろうとして吠えかかります。テレビに映ったモノや大型犬、人間だろうが構わず吠えます。

この場合自分が家のリーダーなので、家族を守ろういつも気を張っている状態です。
そのため、主従関係更生カリキュラムで飼い主さんがリーダーだと認識させることで、「自分が一生懸命吠えなくても飼い主さんが守ってくれると」となるので、吠えることもなくなります。

トイプードルがこのような勘違いを起こす原因は、おやつが欲しいとねだったらおやつをあげる。散歩に行きたいとねだったら散歩に行く。一緒に寝たいとねだったらベットで一緒に寝る。このような関係を続けてきたため、トイプードルが勘違いをし始めたのだと考えらえます。トイプードルのペースではなく、あくまでも飼い主のペースで生活をしてください。

興奮・要求があるとき

とにかく飛び跳ねたり、走り回って飼い主に吠えます。決まった餌の時間や散歩の時間などに見られ、自分の要求を訴えています。
早く用意しろ!と怒るように吠えたり、甘え吠えといって「クーン」といったケースもあります。

怒るように唸って吠えるのは、主従関係がなりたっていません。
日頃から愛犬のトイプードルの要求に応えていませんか?可愛いからと愛犬の要求に応えて、おやつをあげたり、遊んだりしていると、主従関係が逆転し、愛犬の方が上の立場だと勘違いしてしまいます。

愛犬への甘えは、信頼関係が築けないだけでなく、一生しつけができないままになってしまいます。

少しかわいそうに思うかもしれませんが、お互い信頼し合った賢いトイプードルになるには、主従関係を正すことが何より大切です。
詳しい話は「犬にバカにされてない?主従関係更生カリキュラム」を参照してください。

これが原因で吠えている、甘吠えしている時は基本無視です。
トイプードルはとても利口な犬なので、一度要求に応えてしまうと自分の要求が通るまで何度も繰り返します。

食事や散歩の時間は決めない方がいいようです。いつも決まった時間だと愛犬が要求してきて、それに応える形にどうしてもなってしまいます。あくまでも飼い主主体で食事も散歩もしていきましょう。食事を作っているときに吠えるようだったら作るのをやめて姿を消してください。それぐらい徹底しないと吠え癖は治りません。

吠え防止首輪でしつける

自分の方が立場が上だと思っているトイプードルのしつけは時間がかかります。根本的な考えを変えるのですからあたりまえです。
しかし中には、

  • うるさくて不眠症になってしまった
  • 近所の人に申し訳なく、一日でも早く静かにしたい
  • 何をしても怒って手がつけられない

と愛犬の吠えを少しでも早く解消したいという飼い主さんもいらっしゃると思います。

犬の吠えるしつけには、よく天罰方式が使われます。
吠えた時に、リードを引っ張る、大きな音を鳴らし、犬をビックリさせます。すると犬は「吠える=嫌なことが起こる」と認識し、自ら吠えることをしなくなるというしつけ方です。
天罰方式のやり方については「犬の「吠える」-理由別で変わるしつけ方法3つ」の警戒心の「吠える」をやめさせる3つのしつけ方を参考にしてください。

この記事を書いた人

OSUWARI編集部